36時間も効果が続くED治療薬! タダシップについて調べてみた

タダシップとは

タダシップは、有効成分としてタダラフィルを含むED治療薬で、インドのシプラ社が販売するシアリスのジェネリックです。
タダシップの特徴は効果時間が最長36時間も続くことで、その効果時間の長さから「ウィークエンド・ピル」と呼ばれ、人気のED治療薬です。
ここでは、タダシップの特徴や副作用、おトクな購入方法などを見ていきましょう。

タダシップの効果

ここでは、タダシップがどのような薬か、勃起の仕組みと合わせて説明します。

■勃起が起こるメカニズム
まず、ペニスがどのようにして勃起するかを見ていきましょう。

①人がHな刺激に触れる
②脳が信号を発信し、ペニスの血管が拡張
③広がった血管に血液が流れ込み、ペニス海綿体が血液で満たされ勃起が発生

勃起したペニスは、体内で分泌される酵素の働きで血管が徐々に縮むことで、小さくなっていきます。

■タダシップは精力剤ではない!
タダシップは、この酵素の働きを抑えて血管の収縮を防ぎます。
そのため、タダシップを飲んでもHな気分が高まったり、精液量が増えることはありません。

タダシップの特徴

タダシップは、タダラフィルを有効成分とするED治療薬です。
タダシップにはどんな特徴があるか、確認しましょう。

■長時間作用する
タダシップの一番の特徴は、効果の続く時間が長いことです。
タダシップの効果は、飲んでから36時間も続きます。
金曜日の夜に飲んでも日曜日の朝まで効果が続くことから、タダシップは「ウィークエンド・ピル」とも呼ばれています。

■効果の出方はゆっくり
効果が続く時間は長いタダシップですが、その分効果が出るのは遅めです。
飲んでから2~3時間しないと効果が出てこないため、飲むタイミングには気をつけましょう。

■副作用や食事の影響は少ない
バイアグラやレビトラなど、他のED治療薬と比べると、タダシップの副作用はそれほど強くありません。
また、バイアグラやレビトラのように食事の影響を受けることもほとんどありません。

用量が20mgのみ

タダシップはシアリスのジェネリック医薬品ですが、シアリスと違い20mg錠だけを販売しています。
ちなみに、本家シアリスは20mg錠のほか、低用量の10mg錠も売られています。

■持病がある場合は割って使おう
タダシップの有効成分であるタダラフィルは、日本人男性の場合、1日の摂取上限は20mgまでと定められています。
ただし、次のような場合は1日の摂取量は10mgまでの使用が望ましいとされています。

・65歳以上の高齢者
・腎不全・肝不全などの患者
・初めて使用する場合

タダシップには10mg錠がないため、タダラフィルを10mg摂取したい場合は、タダシップを2つに割って使います。
ピルカッターなどの器具を使うと、上手にタダシップを割ることができますよ。

タダシップの副作用

タダシップは薬なので、飲んだ後に副作用が出ることがあります。

■大抵の副作用はすぐに治まる
国内の臨床試験で、タダシップを飲んだ人の3割に副作用が出たという報告があります。
報告によると、頭痛、潮紅、ほてりの順に副作用が出やすいそうです。

副作用が起こるのは、タダシップが血管を拡げるから。
副作用は、2~3時間も経てば治まることがほとんどで、無視しても大丈夫です。
どうしても不安な場合は、お医者さんに相談しましょう。

■重い副作用はすぐに医者に相談
また、タダシップを飲んだ後、ごくまれに次のような重い副作用が出ることがあります。

・発疹
・蕁麻疹
・顔面浮腫
・剥脱性皮膚炎
・スティーヴンス・ジョンソン症候群など

このような副作用が出た時は、すぐにタダシップの服用を中止し、速やかにお医者さんの診察を受けてください。

タダシップの飲み方

副作用を抑えるために、タダシップは決められた用量を守って飲みましょう。

タダシップには、1錠あたり20mgのタダラフィルが含まれます。
日本人は、タダラフィルの摂取上限は1日20mgまでとされています。
この上限を必ず守ってください。

■対象年齢
・20歳以上

■服用するタイミング
・SEXの3時間前に、1錠を服用
・飲む間隔は24時間以上空ける

タダシップは飲んでから効果が出るまで2~3時間ほどかかるため、SEXの3時間前に服用しましょう。
また、タダシップの効果時間は36時間ですが、飲んで24時間が経過した場合はタダシップを飲んでも大丈夫です。

■飲む量
・20歳以上の男性…1/2錠から飲み始め、効果が弱ければ1錠まで増やす
・65歳以上の高齢者、肝障害・腎障害の患者…1/4錠から飲み始め、効果が弱ければ1/2錠に増やす

タダシップの注意点

タダシップには、一緒に飲めない薬(併用禁忌)や、一緒に飲む時は十分な注意が必要な薬(併用注意)があります。
タダシップの併用禁忌・併用注意のほか、避けるべき食べ物などを紹介します。

併用禁忌

次の薬を服用している人は、タダシップを飲んではいけません。

■硝酸剤及びNO供与剤
狭心症などの治療に使われる薬です。
以下のような薬が当てはまります。

・ニトログリセリン
・亜硝酸アミル
・硝酸イソソルビドなど

タダシップと一緒に飲むと、血圧を下げる作用が強くなり、心不全などを引き起こします。
とても危険なので、併用は避けてください。

■sGC刺激剤
肺高血圧の治療に使われる薬で、アデムパスなどが該当します。
シアリスと併用すると、低血圧のリスクが高まります。

併用注意

次の薬はタダシップの副作用を強めたり、逆にタダシップの効果を弱めるため、併用する場合はお医者さんに相談しましょう。

・HIVプロテアーゼ阻害剤
・CYP3A4阻害剤
タダシップの主成分である、タダラフィルの分解を邪魔する薬です。
一緒に飲むとタダラフィルの副作用が強くなります。

・CYP3A4誘導剤
タダラフィルの分解を促すため、タダシップと一緒に飲むとタダラフィルの効果が出にくくなります。

・α遮断剤
・降圧剤
・カルペリチド
血圧を下げる薬で、タダシップと一緒に飲むと、失神などを伴う血圧低下のリスクがあります。

その他

その他、タダシップに関する注意点を書きます。

■持病でタダシップが飲めない場合も
以下の持病がある場合、タダシップを飲むのは止めましょう。

・心臓病
・肝障害
・極度の低血圧
・管理されていない高血圧など

■グレープフルーツは避ける
グレープフルーツはタダシップの有効成分であるタダラフィルの分解を邪魔するため、食べるのは避けましょう。

■飲酒との関係
タダシップは、飲酒の影響を受けにくい薬です。
ただし、過剰に飲酒は勃起を妨げるので、注意しましょう。

タダシップの通販

日本では、タダシップは個人輸入による通販で買えます。
タダシップは日本では認可されていない医薬品で、薬局などでは買えません。

日本の法律では、未認可の医薬品でも、個人で使用するために輸入することは認めています。
この行為は「医薬品の個人輸入」と呼ばれています。

個人輸入…何だか難しそうな言葉ですね。
でも、実際はネット上で簡単に購入できるのでご安心ください。

ただし、個人輸入で買ったものを他人に転売したり、あげたりすることは違法なので気をつけましょう。

■偽物には要注意
一方で、ネット上には偽物のタダシップが流通しているため、気をつけましょう。
事前に偽物の特徴を把握することが大切です。

また、偽物を売るサイトには共通点があります。
次のようなサイトでは、偽物のタダシップが売られている可能性が高いです。

・金額が相場よりも極端に安い
・通信を暗号化していない(URLが“https://~”で始まっていない)
・サイト上に連絡先や運営先の情報が記載されていない
・悪い口コミ、評価が多いなど