犬の目の病気

犬の目の病気は比較的発見しやすい病気でもありますが、症状を甘く見てしまうと悪化し、さらには失明するなど深刻な事態にもなりかねません。

また、痒いなどの症状が出ると犬も痒がって自分の手で掻いたり、壁や物に擦りつけたりと新たに細菌や傷がついてしまったり、治りが悪くなってしまうなどの可能性もあるのです。

どんな病気でも同じことが言えますが、言葉を話すことができない犬は病気にかかっても訴えることはできないのです。

そのため普段から愛犬の様子を飼い主さんがしっかり観察することが大切です。

早期に発見し、早期に適切な治療を受けることで、完治する病気や進行を遅らせる病気があります。

近年、ペットの寿命も伸びている中、いかにペットに健康で長生きしてもらうかは飼い主さんの行動にかかっているといっても過言ではありません。

良質なフード、ストレスを与えない生活環境、日々の観察これらのことが大切です。

この記事では、犬がかかりやすい眼の病気の症状や、原因、治療・予防法に関して詳しく説明しています。

愛犬がいつもと違う行動を取る、目ヤニが増えた、痒がっているなどの症状が出たときの参考にしてみてください。

白内障


白内障は、水晶体が白く濁り、視力が低下し症状が進行すると失明する恐れのある病気です。

白内障になると視力が低下するため散歩に行きたがらなくなる、よく物にぶつかってしまう、目が白く濁っているなどの症状がでます。

飼い主さんとしては、

「今まで愛犬と散歩をする日常が今後味わえなくなってしまうかも」

「おもちゃでじゃれて遊ぶこともなくなってしまうの?」

「失明してしまうの?」

など悲しくなってしまいますよね。

しかし白内障は早期発見、早期治療を行うことで進行を遅くすることができます。

いつまでも愛犬と楽しい毎日を送るために、白内障とは一体どんな病気なのか、症状や原因、予防法や治療法を見ていきましょう!

症状

白内障とは、目の中の水晶体の一部分や全体が白く濁った状態です。
水晶体のタンパク質が変性し濁るのですが、その過程についての詳細は解明されていません。

犬が白内障にかかると、

  • 目が白く濁る
  • 視力が低下する
  • つまずく、物にぶつかる
  • 壁沿いを歩く

などの症状がでます。

初期の段階では暗いところで見づらくなるなどの視覚障害がでます。

また、家の中などの慣れている空間では家具の配置などを覚えているためつまずいたり、物にぶつかってしまうこともあまりありません。

ですが、慣れない環境や外に出ると不安そうにしていたり、その不安から攻撃的になってしまうこともあります。

原因

犬の白内障は遺伝によるものや、その他では、加齢、糖尿病が考えられます。

遺伝性の場合、若いうちから突然に白内障の症状が現れます。

また、遺伝の場合では出やすい犬種、出にくい犬種というものはなく、特定の犬種に出やすいということではないようです。

加齢が原因の場合はシニアになってから症状が現れ始めます。

加齢の場合だとだいたい8~10歳以上になると症状が出始める犬が多く、この場合トイプードル、ミニチュアシュナウザー、アフガンハウンドなどが白内障になりやすい犬と言われています。

そして、糖尿病の場合は糖尿病性白内障と言われ、糖尿病の症状の1種です。

糖尿病が原因の場合は、糖尿病そのものを治さないと白内障の治療をしても良くなることは少ないのです。

予防・治療法

白内障の初期段階であれば、点眼薬などで病気の進行を止めることができます。
しかし、それだけでは完治することはありません。

根本的な治療を行う場合は、手術で角膜を切開し水晶体を摘出するか、眼内レンズを挿入する方法かで治療を行います。

また、日本では認可されていないのですが、使用した犬の90%視力改善が認められたという点眼液があります。

個人輸入代行サイトを利用し海外から取り寄せることもできるため、気軽に購入することができます。

白内障は、早期に発見することにより病気の進行を遅らせることができるため、定期的な健康診断を受けることが大切です。

また、普段の行動をチェックしたり目の色が濁ってきたと感じたら早期のうちに病院へ連れて行くようにしましょう。

緑内障

緑内障とは眼球の中の房水と言われる液体がなんらかの原因によって流れが阻害されて眼圧が高くなってしまう病気です。

眼圧が高くなることによって、目が充血したり、瞳孔が散大したり、角膜が白濁したりというような視野が悪化する弊害が生じます。

そうすると、物にぶつかってしまったりつまずいたりといった症状がでます。

緑内障は、痛みを伴うため顔に触れようとすると嫌がる素振りをします。

失明の危険性もある病気ですので、症状に気がついたらすぐに動物病院へ連れて行くようにしましょう。

緑内障も他の病気と同様に早期発見、早期治療が大切です。

ではさっそく、詳しい症状や原因、予防方法を見ていきましょう。

症状

緑内障の症状として代表的なものは、

  • よく物にぶつかる
  • 階段などの段差を嫌がる
  • 目を痛そうにしばしばさせる
  • 目の周りを触ろうとすると
  • 目が充血している
  • 目が大きく見える

などが上げられます。

緑内障は、散瞳といい瞳孔が開きっぱなしになったり、眼球が突出していたり、角膜炎、結膜炎などが原因で目が充血するなどの症状がでます。

また、痛みを伴うため、目を痛そうにしていたり、目の周りを触ろうとすると嫌がります。

視野が狭まるため、階段などの段差を嫌がったり、散歩にも積極的に行きたがらなくなるなどの兆候も見られます。

原因

緑内障の原因は、眼球の中を循環している房水と呼ばれる透明な液体の流れが悪くなることです。

房水は眼球内の水分量を一定に保つためにありますが、遺伝的な形態異常や外傷、または腫瘍など目の疾患により房水の流出路に異常が出てしまいます。

すると房水の流出が減り、眼球内に過剰な房水が溜まってしまうため眼圧が上昇します。

眼圧が上昇することで、視神経に障害を起こし、視野の低下、角膜炎、結膜炎などを起こします。

また、房水の流出量が低下することによりぶどう膜炎などの病気を続発してしまいます。

予防・治療法

緑内障の初期症状の段階ですと、失明することなく治療ができる場合があります。

初期段階の場合は、眼圧を下げるためのお薬や、点眼薬、点滴により治療を行います。
それだけでは治療できない場合は、レーザーや手術などを用いて眼圧を下げる手術を行います。

治療を行うと、視力が徐々に回復し普段の生活にも戻ることができますが、治療を行っても視力が回復しない場合は、眼球摘出手術や義眼を挿入するなどの手術を行います。

緑内障は、早期発見し早期で治療することにより、お薬や点眼液などを使用し自宅で治療を行うことができます。

明確な予防方法はないため、普段から愛犬の眼の健康に注意し生活することが大切です。

角膜炎

角膜炎は黒目の部分の表面を覆っている角膜がなんらかの原因により炎症を起こした状態のことを言います。

もともと眼が大きく、鼻が低いシーズーやパグ、フレンチブルドッグは目をぶつけやすいため角膜炎になりやすいです。

また、目が乾燥してしまった、ウイルスや細菌に感染した、免疫の異常などが原因でも角膜炎にかかることもあります。

慢性的に角膜炎を起こしてしまうと角膜が濁ってしまい、黒目の部分がぼやけて見えたりしてしまうため、角膜炎を繰り返してしまう犬には注意が必要です。

角膜炎の場合、涙が増える、目をこする、充血するなどの症状が出るため、日常的に飼い主さんが観察をしていればすぐに気付ける病気です。
そして、抗菌効果や炎症効果のある点眼薬を使用すれば治療できるため、異変に気づいたときにはすぐにかかりつけの動物病院へ連れて行くようしましょう。

症状

角膜炎の症状は、

  • 目を痛そうにしばしばさせる
  • 涙が多くでる
  • 目やにが出る
  • 目をこすろうとする
  • 光を眩しがる

などの症状が上げられます。

症状が進行してしまうと、角膜腫瘍や、まぶたが痙攣したり、腫瘍ができたりと悪化していきます。

もともと角膜は透明ですが、重症化すると角膜が白く濁り黒目の部分が滲んでいるように見えます。

犬が角膜炎を発症すると痛がる素振りや、痛くて目を開けられなかったり、目やにや涙などもでます。

また角膜に傷がついている場合、普段なら問題ない光量でも眩しがるしぐさをすることがあります。

原因

角膜炎の原因は大きく、外傷性のものか、非外傷性かで分けられます。

外傷性の場合上記でも説明した通り、目が大きく鼻の短い犬は目をぶつけやすく角膜が傷つきやすいという特徴があります。

また、砂ほこりやシャンプー、逆さまつげなどの異物が眼に入ってしまい炎症を起こしますが、それらの異物を取り除こうと自分で眼を擦ってしまい眼を傷つけてしまうなんてこともあります。

非外傷性の場合は、ジステンパーウイルスなどの感染症やアレルギー、白内障、緑内障など、角膜炎以外の他の眼の病気が原因となっていることもあります。

アレルギーがある場合はできる限り早く原因となる物質を見つけ出し治療を行うことが大切です。

予防・治療法

角膜炎の場合、角膜炎を引き起こした原因の治療を行うことが基本です。

眼をきれいに洗い、抗生作用や消炎作用のある点眼薬で治療を行います。
原因によっては、お薬や注射などの治療も併用して行います。

外傷性の角膜炎の場合は、眼の周りの毛が眼に入ってしまったことが原因で炎症を起こすこともあります。

その場合、眼に入らないようにトリミングしてあげたりすることで予防することができます。

また、シャンプーを使用する時は愛犬の眼に入らないように十分注意してから行いましょう。

角膜炎は放置してしまうと視力の低下、まれに失明をまねくことのある病気です。

異変を感じた場合は放置せず獣医師に診察してもらうようにしましょう。

結膜炎

結膜炎は、まぶたの内側にある粘膜が炎症を起こす病気のことです。

ウイルスや細菌、免疫の低下、他にはほこりやまつ毛などの異物が原因となり結膜が刺激され炎症が起こります。
その他には眼の乾燥、アレルギーなどが原因で発症することもあります。

結膜炎を起こすと、黄緑色の目やにが出たり、白目が充血したり、痒がって自分で掻こうとしたりといった症状がでます。

角膜炎が重症化してしまうと、角膜の透明度が落ちるため視力が低下したり、最悪の場合失明してしまうこともあります。

結膜炎は、角膜炎同様に抗菌効果や抗炎症作用のある点眼薬を用いて治療します。

細菌や感染症などが原因で結膜炎を発症した場合はそちらの治療と併用して結膜炎の治療を行うことが多いようです。

症状

結膜炎の症状として、

  • 白目の部分が充血してる
  • 眼を痒がる・痛がる
  • 目やにがでる
  • まぶしそうにする

などの症状が現れます。

結膜炎の場合、まぶたの内側で炎症を起こしているため眼球全体が赤く充血します。

そして、痒がって掻こうとしますが、これは悪化する原因ともなるため見たら止めるようにしましょう。

ジステンパーウイルスなどの感染症が原因で結膜炎を発症しているのであれば、目が充血する、目ヤニが出るなどの他にも、咳をしたり、発熱したり、肉球が硬くなったりと風邪のような症状も同時に出ます。

また結膜炎の場合も、角膜炎と同様に普段ならば問題のない光量でもまぶしそうにすることがあります。

原因

結膜炎は、主に角膜炎と同様、目が大きく鼻の低い外傷を受けやすい犬がかかりやすい傾向にあります。
他には、目が乾燥しやすいチワワ、シーズーなども結膜炎にかかりやすいと言われています。

結膜炎も外傷によるもの、それ以外の原因に大きく分けることができます。

外傷によるものですと、シャンプーが目に入ってしまった、まつ毛が目に入ってしまった、草などが目に入り結膜を傷つけてしまったなどが上げられます。

外傷以外のものであれば、細菌やウイルス、寄生虫が目に入り込み結膜が炎症します。

感染症などから結膜炎へと併発するケースは、天疱瘡、ジステンパー、レプトスピラなどがあります。

予防・治療法

結膜炎は、症状に応じて目を清潔にするために洗浄したり、抗炎症作用、抗菌作用のある点眼液を用いて治療を行います。

乾燥から起こる結膜炎の場合には、涙液を補填するための人工涙液などの点眼薬を使用する場合もあるようです。

感染症から起こる結膜炎の場合は、感染症の治療と併用しながら結膜炎の治療をします。

結膜炎に対して明確な予防方法はありませんが、乾燥が原因となり、結膜炎を繰り返してしまう場合は、乾燥する季節は部屋の湿度をあげるなどの工夫をするのが良いでしょう。

また目の周りを温めて優しくマッサージすることで涙の油分の分泌を促すことも乾燥を防ぐ有効な手立てです。

後発犬種に該当する場合は、愛犬の目を乾燥から防ぐことや、目の周辺を清潔に保つことを心がけましょう。

眼瞼炎

眼瞼炎はまぶたに生じる炎症のことで、まつ毛の生え際や、まぶたの皮膚に症状がでる病気です。

まぶたが痒そう、目の周り赤くなっている、まぶたがただれるなどの症状があり、大きく腫れ上がってしまうとまぶたが変形することもあります。

主に痒くなりただれるため、皮膚病のような症状がでます。

まだ免疫力の弱い子犬やシニア犬に起こりやすい病気です。

眼瞼炎は主に感染症やアレルギー、寄生虫が原因となることが多く、抗生物質や免疫抑制剤を用いて治療することが基本です。

すぐに良くなるかも知れないと、放置してしまうと慢性化してしまうことのある病気ですし、まぶたが痒いため掻こうとして眼球を傷つけてしまうこともあります。

症状

眼瞼炎は、まぶたや目の周りが赤く腫れるようになります。

そのため、

  • 目の周りやまぶたが赤い
  • 目の周りやまぶたが腫れている
  • 目が痒そう
  • まぶたが痙攣する
  • まぶたの回りの毛が抜ける

などの症状がでます。

更に悪化すると「目の周りがただれる」「まぶたの形が変形してしまう」などの症状もでます。

眼瞼炎はまぶたに起こる皮膚病で、赤く腫れている部分や赤くなってしまった部分は痒くなるなどの症状がでます。

すると犬は壁に擦りつけて痒みを取ろうとしたり、自分の手で目の周辺を擦ってしまい、角膜などを傷つけて角膜炎など他の病気が発症してしまうこともあります。

また、掻きすぎたことでただれる場合もあります。

そのため目の周辺が赤くなっていたら、犬が目の周辺を触らないようにしなければいけません。

原因

眼瞼炎の原因は様々ありますが、考えられる原因は細菌や寄生虫の感染による皮膚炎、アレルギー、または免疫異常などです。

眼瞼炎の場合、皮膚炎や皮膚疾患がまぶたで起きます。

アレルギー感染の場合、蚊などの昆虫に吸血されたり、刺されたりすることでアレルギー症状が起こります。

また、天疱瘡やぶどう膜皮膚症などの感染症、ニキビダニ、ヒゼンダニなどの寄生虫が原因で眼瞼炎になることもあります。

そして、治療に使用したステロイド療法に過敏に反応し免疫介在性の眼瞼炎を発症することもあるのです。

眼瞼炎が長く続くと、まぶたに傷ができ、そこからまた新たに細菌が感染するということもあるため、発見した場合は動物病院へ連れて行くようにしましょう。

予防・治療法

眼瞼炎の場合、原因により治療方法はことなりますが、細菌感染の場合は抗生剤を使用し、真菌などのカビ感染では抗真菌薬を使用して治療を行います。

ニキビダニやヒゼンダニなどの寄生虫感染により皮膚がただれている場合は、寄生虫を駆除します。

また、免疫によるものであれば免疫抑制剤を使用しますが、免疫介在性疾患による眼瞼炎では、お薬を止めてしまうと再発してしまうため治療は一生涯続けて行わなければいけません。

眼瞼炎の予防は明確にはありませんが、目の周りを清潔にすることや、寄生虫の感染を防ぐことが大切です。

また、もし愛犬が目の周りが赤くなりやすい、目が痒くなりやすいという体質なのであれば、エリザベスカラーが家にあるとこういった時に便利ですのでおすすめです。

ものもらい

人間にもできるものもらいですが、犬もものもらいになることがあります。

まつ毛の生え際にある皮脂腺が目詰まりを起こし、炎症してしまうことでまぶたが腫れたり、赤くなるといった症状がでます。

シニア犬や毛の長い犬種に発症しやすい病気で、シニア犬の場合、腫瘍化してしまいまぶたの表面に硬いイボができることもあります。

赤く腫れ上がったりと少し眼瞼炎と似ていますが、その他にもニキビやイボ状のできものができるというような症状が見られます。

抗生剤を用いて治療を行います。

ものもらいの場合、外側に出来物ができていたり、腫れているとすぐに飼い主さんが気づくこともできますが、まぶたの内側に出来てしまうと少し気づきにくいということもあります。

症状

犬がものもらいになった場合は、

  • まぶたの淵が赤く腫れる
  • 目ヤニ、涙が多くでる
  • 痒がってこすろうとする
  • 目の周辺にニキビのような出来物ができる
  • 目を開けづらそうにしている

などがあげられます。

アレルギー体質の犬に発症しやすく、 細菌感染が起こることで炎症を起こします。

1ヶ所でのみ炎症を起こす場合もあれば、複数の所で炎症を起こすことも多く、片目に出ることもあれば、同時に両方の目で炎症が起きることもあります。

ものもらいになると、目が痒くてこすろうとする仕草をしたり、目を開けづらそうにシバシバすることもあります。

また、見えづらいまつ毛の隙間にニキビのような出来物ができていたりといった症状がでます。

複数の所で炎症を起こしていると、出来物ができている所だけでなくまぶたの淵が赤く腫れることもあります。

原因

犬のものもらいは、正しくは「麦粒腫(ばくりゅうしゅ)」と呼ばれています。

犬のまぶたには、眼瞼の縁に沿って並んでいるマイボーム腺というものがあり、主に涙液の油分を分泌させ、涙液の蒸発を防ぐ役割をしています。
そのマイボーム腺に細菌が感染することで急性炎症を起こしものもらい(麦粒腫)となります。

同じマイボーム腺でも、詰まって慢性的な炎症を起こしているものに関しては「霰粒腫(さんりゅうしゅ)」と言うそうです。

ものもらいは感染症ですが、人間のものもらいが愛犬に移ることはありません。

そして、基本的に免疫力の弱い子犬やシニア犬が細菌に感染しやすいようです。

5歳以上のシニア犬でも良性の腫瘍となってまぶたの表面にイボができることもあります。

良性の腫瘍のため移転したりなんてことはありませんが、切り取らないとずっとそのままです。

予防・治療法

ものもらいの場合、麦粒腫か霰粒腫で治療方法は異なりますが、ものもらい(麦粒腫)の場合は細菌感染が原因ですので、抗生物質の投薬で治療を行います。

抗生物質の投薬で比較的早く改善する病気で、一般的には点眼薬よりも錠剤のお薬を投薬するようです。

ものもらいは皮脂が詰まることでイボ状のできものができてしまいますが、繰り返しできてしまう犬には、予防効果のある点眼薬や、目を温めて皮脂の詰まりを無くすことが予防に繋がります。

濡らしたハンドタオルを人肌より少し暖かくなるくらいにし、愛犬の目を温めるように目の上に乗せるようにしましょう。

ものもらいは、目の血流を良くすること、目の周りを清潔に保つことである程度予防することが可能です。

ブドウ膜炎

ブドウ膜炎とは目の中に炎症を起こす病気の総称のことで、「内眼炎」とも呼ばれており、その原因には失明に至ってしまうほどの重症なものから、すぐに完治するものまで様々です。

そのため、異変を感じたら決して放置はせずすぐに病院へ連れて行くことが大切です。

ブドウ膜炎には様々な症状がありますが、主な症状は目をしょぼしょぼさせるような仕草をする、涙を流す、目ヤニが増えるなどです。

ブドウ膜炎が疑われる場合は、必要に応じて、角膜の染色体の検査や、涙の量を図る検査、眼圧を調べる検査、角膜の傷の深さを見る検査、眼底を観察する検査、エコー検査などが行われます。

原因を特定し、いち早く治療を行うことが大切です。

症状

ブドウ膜炎の主な症状として

  • 目をしょぼしょぼする仕草をする
  • 白目の部分の充血
  • 目ヤニが増える
  • 涙がいつも以上にでる
  • 角膜の混濁
  • 眼を痛がるような仕草をする

などが上げられます。

症状が出始めて最初の頃は、目ヤニや涙、白目部分の充血などの症状が出ますが、そのまま放置してしまうと症状が徐々に悪化していきます。

そうすると、角膜が混濁したり、ついには痛みが出たりと症状が深刻になっていきます。

また、突然激しい痛みを伴うこともあります。

ブドウ膜炎の症状は非常に様々あるため、診断するのはとても難しい病気です。

異変を感じたら放置せずすぐにかかりつけの病院へ連れて行くようにしましょう。

原因

犬のブドウ膜炎の原因は様々あります。

眼に原因がある場合は、眼の外傷や白内障、結膜炎などの眼疾患の悪化で併発してしまうケースや、ウイルスや細菌による感染によって起こるもの、また免疫介在性疾患やアレルギー、寄生虫のせいで起こるものと様々あるのです。

他の眼病により通院している時に、ブドウ膜炎が併発してしまうというケースも多々あります。

また遺伝性の要因として、シベリアンハスキー、秋田犬、ミニチュアダックスフンド、サモエドなどの犬種はブドウ膜炎にかかりやすい犬種だと言われています。

原因は様々あるため、特定することは素人では難しいため、愛犬の眼に異変を感じたら自己判断はしないようにしましょう。

予防・治療法

ブドウ膜炎には原因が様々あるため、その原因を特定し原因に合った治療を行います。

明確な予防方法はありませんが、普段から愛犬の目がどのような状態なのか、白目に充血はないか、角膜に傷はないか、普段よりも涙の量は多くないかなど観察することが大切です。

また眼病で通院中の飼い主さんであれば、すぐにかかりつけの病院の獣医師に連絡を取るようにしましょう。

素人判断で経過観察をしてしまうと症状が悪化し、その分治りも悪くなってしまうこともあります。

普段から愛犬の目を清潔に保つこと、よく観察することを心掛けるようにしましょう。

そうすることで眼病だけではなく、他の病気も早期発見することに繋がります。

また、定期的な検診、ワクチンは必ず受けるようにしましょう。

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